USB FLASHメモリーの障害で持ち込まれる数が年々増しています。最大の理由は販売数が増えているためですが、メーカーは製造コスト競争激化で粗悪な品が増えているのも理由でしょう。ユーザー様の取り扱いも間違っている事も多いようです。
今日は、「会社の作業風景をデジカメ撮影したSDメモリーからUSBメモリーへコピーしたつもりがUSBメモリーにも入っていないしSDにも無くなった。」と2個のメディアが持ち込まれました。
但し、このトラブルが発生したのは先月で既に大量のデータを何度も上書きされていました。
という事で今回はUSBメモリーから復旧を試みました。
早速USBメモリーを検査した結果、コントロールパネルの中のディスクの管理でメディア容量が無しと表示されています。ケースを分解し基板とUSB端子の接点を顕微鏡で見ても異常なし、テスターで導通を確認するも正常。
コントローラー故障と判定し、半田を溶かし、基板からマイクロチップを取り外し、イメージデータ抽出と論理解析を実行し、ユーザーデータを復旧に成功しました。