認識しなくなったHDDからデータ復旧

福岡県宮若市のユーザー様から「外付けハードディスクを認識しなくなったのでデータ復旧の見積りを希望」という依頼がありました。

メーカー名はBuffalo(バッファロー)のケース型番HD-CE1.0TU2にハードディスクはWesternDijital(ウエスタンデジタル)で型番はWD10EACSでした。

ご来店頂いた際に10分初期診断の結果、論理障害の重度と判定し料金は39,000円を見積りさせて頂きました。

東京の2社の見積りは、40万円と30万円だったそうです。

このようにデータ復旧の料金は他業種のように2割~3割の違いでは無く、1桁違います。

何故、このように価格が違うの?

当店の価格が適正価格です。30~40万円の業者はアクトク又はボッタクリと思います。

それにしても2つの業者に壊されていなかったのが幸いでした。

データ復旧サービスでは、他業種のように複数の見積の中から安い業者を選ばれる事が一般的でしょうが、データ復旧できるチャンスは1回~2回(前の業者によります。どんな作業をしたかによります)なので、ご注意下さい。

何処の業者でも一旦返却したら、見積りは無効となるのが普通です。

診断と称して実際には診断ではなく復旧をしてしまう業者があります。

診断とは何をする作業か?

いくらならお客様の希望される条件のデータが取り出せるかを診断する事です。

納品できるファイル名を提供するサービスではない筈です。

ファイル名が提供された時にはデータ復旧はほぼ90%の行程はできています。

<h2>ユーザー様ご自身で診断できる事</h2>

データ復旧では、お客様のHDDを診断作業や復旧作業で壊さないように進める事が重要です。

PCメーカーがそのPC内に付属している診断プログラムを動作させると、その行為によって殺してます事がよくあります。

HDDの全面をスキャンする類のソフトがそれです。

殆ど痛めずに短時間で診断が可能なソフトが以下のサイトにあり無料で利用できます。

自己診断

「窓の杜」の「Crystal Disk Info」です。ソフトが分析するわけではなく、HDDには自己診断機能がありますので、その信号を読み取るだけのソフトです。

但し一般用なのでHDDはUSBに接続するのが簡単です。プロや業務ではSATAに接続します。

精度は90%と思って下さい。

「正常」と表示されれば論理障害です。

「注意」と表示されれば軽度物理障害です。

「異常」と表示されれば中度物理障害です。

このソフトが起動しない場合は軽度~中度物理障害です。

この判定も業者により多少定義が異なりますのでご承知おき下さい。