クローンサービスとは

HDDやSSDを丸ごとコピーする作業を「クローンサービス」といいます。

セクター(OSが管理する最小単位の事)コピーとも言います。

クローンディスクの用途

主な目的は「データ復旧」、「データ復元」です。PC修理業者様に向いたサービスです。

ディスク容量不足となった場合、OSの再インストールをせずに、大容量のHDDへ移行できる事があります。

クローン元がOS起動できていれば、クローン先も起動できる可能性が高いです(起動できない事もあります)

クローン元のディスクに[不良セクター]があればクローン先のセクターには「ゼロ」を書き込みジャンプしますのでデータ復旧が目的の方には適しています。

クローン先のディスクに不良セクターがあればクローンが不可能です。クローン先は中古は不可。

容量が大きなディスクから小さな容量にはクローンできません。1セクターでも小さいと開始できません。(例)

容量だけが基準では無くセクター数も重要です。小から大へのクローンとなります。

1セクターが512kbバイトのディスクから4096バイト(4キロセクターと呼ばれています)のディスクにクローンした場合、正確なクローンではありません。4096バイトから512バイトへのコピーでも同様です。

正常に起動できる状態のディスクを作成後にクローンして保管すれば、クローン元のディスクが故障した場合にいつでもクローンディスクと入れ替えができる可能性が高いです。

状態を確保しておきたい場合に利用できます。

中古のHDDや中古のSSDは不良セクターがあるか無いかを全セクター検査する必要があります。SMART情報は90%以上は信頼できす数値ですが100%ではありません。

クローン作業料金表

データ量は全く関係ありません。

コピー元ディスク容量 料金
500GB 7,000
1TB 10,000
2TB 15,000
3TB 19,000
4TB以上は1TB毎加算 3,000
免責1:クローン元と先のサイズ違い 2,000
免責2:不良セクターがあった場合 2,000

免責

クローン元ディスク内のデータは一切保証しません。ファイルコピーバックアップ後にお持ち込み下さい。
お客様でクローン先ディスクをご準備され持ち込まれた場合、クローン元と容量が一致しない場合がありますが、その場合調査手数料(=違約金)として2,000円を申し受けます。

ディスクに500GBと記載があっても500GBであるとは限りません。例えば499.9GBの場合500GBと表記されます。この場合、499.8GBのディスクにはクローンできません。

クローン元に論理障害がある場合、クローン先にも論理障害の状態でクローンされます。

クローン先に不良セクターがあった場合起動しないかも知れません。違約金2,000円の請求となります。

ファイルコピーとの違い

ファイルコピーはフォルダやファイルを選択してコピーする事です。

全てのファイルを選択してコピーした場合、論理コピーは可能ですが、物理コピーではないためデータ的にコピー元とコピー先が同じではありません。

イメージコピー

コピー元のデータをコピー先にコピーする事です。クローンと似ていますがクローンとは違います。拡張子は作成する機器により様々です。ディスク全体を1個のファイルにまとめる事もできますし、指定した容量毎に分割する事も可能です。
例えばAの機器で作成したイメージファイルはBというソフトでフォルダやファイルとして閲覧できます。