外付けHDD修理データ復旧
外付けHDDが「突然認識できなくなった」「フォーマットしますか?」というエラーメッセージが表示される。「フォルダ名やファイル名が文字化けして読めない」「回転音や起動音がしない」等のトラブル発生時にデータ復元費用合計(診断+見積+復旧+大容量書込+納品+バックアップ+送料)をより安く、より早くデータ復旧する福岡のデータ復旧専門業者。
「パソコンデータ福岡」 は外付けハードディスク(HDD)のトラブルを、少数精鋭と福岡市の繁華街に立地しない事により業界最安で提供でき、且つ、世界最高復元率の定番復旧装置PC-3000UDMA-Eの利用により高復元率のデータ復旧を行っています。
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データ復旧装置の世界では圧倒的なシェアと言われていますPC-3000は使いこなしが難しい特殊なツール |
PC-3000だけでは安価なデータ復旧サービスは提供できません。当店は他のツールと併用している事で復旧コストを抑えています。
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外付HDDのデータ復旧費用
納期を問われない[個人様向け]のメニュー
自然故障時のデータ復旧料金
- Windows PCで作成されたデータ
- 暗号化されていない事
- 納期も復元率も要求されない個人様は値引可能なメニューもあります
- 落下後にHDDをドライブとして認識できない状態は物理重度ダメージです
- 重度は、異音「カッチン・カッチン」、一時的パーツ交換等物理対処後論理復旧
- 法人向けは、料金より復元率や納期優先のメニューがお勧め
- 個人向けは、納期や復元率より料金優先の安いメニューあり
- 回転音なし+異音「ジー」は復旧できる事が多い。
- 「カッチン・カッチン」は復旧できる事がありますが個別の復元率です
- 「カッチン・ザー・カッチン・ザー」は復旧不可
- 「ザー・ザー」は完全に復旧不可
- 外付けHDDのメディア容量は、メーカーが決めたモデル値です。【例】メーカーが2TBモデルとしたモデルは2.2TBであっても1.8TBしかなくてもメーカーが2TBモデルとしていれば2TBの料金となります
- HDDは修理して再利用できるメディアではありません。データの再利用をご希望の方は[データ復旧サービス]をお申込み下さい
復旧料金
データ復旧料金はHDD容量に依存します。データファイル数が1個でも1万個でも同額ですし、HDD全体を復旧しないと1ファイルが復旧できません。
一般障害
即決料金(万円)
障害区分→ | 論理 | 物理・軽度 | 物理・中度 |
物理障害の有無 | 無 | 有 | 有/取得不可 |
Smart情報 | 正常 | 注意/異常 | 異常/不可 |
500GB | 3 | 4 | 6 |
1T | 3.5 | 5 | 7 |
2T | 4 | 6 | 8 |
3T | 4.5 | 7 | 10 |
4T | 5 | 7.5 | 12 |
5T | 5.5 | 8 | 14 |
6T | 6 | 8.5 | 16 |
8T | 6.5 | 9 | 18 |
重度障害とオプション
即決料金(万円)
ダメージ | 500G | 1T | 2T |
重度・重度(個人向け/納期不問) | 16 | 17 | 19 |
物理・重度(業務向け/上限) | 19 | 20 | 22 |
暗号_Win-BitLocker | 3~9 | ||
暗号_MAC-APFS | 11~19 | ||
暗号_ハードウェア | 11~19 | ||
軽度判定でもキャンセルされた場合 | 2,000円 |
ご自身でHDDの状態が判るSMART
- [SMART情報]はHDD自身に自己診断機能が内蔵されており、お客様ご自身でも判定できるためご利用をお薦めしています。例えば「Crystal Disk Info(フリーソフト)」が手軽です。但し表示される判定・数値は正確ではありません。特に落下や衝撃障害の場合は誤表示されますから注意が必要です
フォーマットしますか?
- [フォーマットしますか?]とエラー表示されるHDDが多いですが、症状とダメージの程度は無関係です
ダメージの程度の違いによる区分
- [論理障害]は、SMART情報で[正常](青色)と表示されるHDD、機械的+電気的には正常と判断できるHDD。結果を問われなければ一部のデータ復元ソフトでも復旧可ですがフリーソフトでは結果がそれなりです。例えば写真アイコン(最小サイズ)が見えれば復元成功と間違い判定されるソフトがあり、ユーザー様も成功と勘違いされ正式ソフトを注文されると実際にはアイコンだった、と言う事がよくあります
- [物理・軽度]は、SMART情報で[注意](黄色)と表示される劣化したHDD、不良セクター数が数十程度。電源の入切は2回迄で30秒以内にして下さい。長時間利用はHDDを痛めます。簡易設備で復旧可
- [物理・中度]は、SMART情報で[異常](赤色)と表示される死にかけのHDDですから1秒でも早く即電源を切って下さい。再通電は禁止です。WindowsPCでは表示されない場合もあります。専用設備で復旧可
- [物理・重度]は、主に開封しヘッド交換等の処置が必要なHDD。復旧日数目安1週間か3週間のいずれかを選択可
- 「カッチン・カッチン」異音が発生している。通電直後は回転音がするが1分以内に無音となる
- [落下障害]は、[物理・中度]又は[物理・重度]です。
- 不良セクターが多い場合は数だけの問題ではなくヘッド劣化により読み取り速度が遅い傾向があります
- HDD容量の定義:メーカーが決めたモデル値の事です。【例】メーカーが1TBモデルとして表記されていれば99GBでも1100GBでも1TB扱いです
- 復元ソフトの操作間違いなど、ファイル削除後に上書きされてしまったら成功報酬の対象外となります。作業報酬でしたら受付できます
- 料金表は、Windows(ウインドーズ)フォーマット=NTFSを標準としています。市場シェア:94%、2021年出荷実績:93%。
- Apple(アップル)MAC(マック)OS搭載PCのシェアは7%台のため例外OSとなります
福岡県内データ復旧料金の相場
対象メディア:外付HDD容量500GBの例
ちなみに福岡県のデータ復旧費用の相場は、関東地区のデータ復旧業者より割高傾向です。
何故? その理由はご来店時に説明させて頂きます。
費用を公開している業者としていない業者
復旧に関する費用を正直に公開している業者としていない業者があります。
外付けHDDのデータ復旧費用を隠さずに掲載しているのは「福岡県」では「当店だけ」と断言します。
データ復旧業者の多くは費用(復旧作業だけではなく他の項目も含めての費用)を公開されていません。何故?「高額だから」
記載されている業者でも、それは「下限価格」であり「上限価格」ではないのです。
公開している理由
実際にかかる費用を公開しているのは、その価格に自信があるからでしょう。
公開されていない理由
高額だから、もし記載したら集客できないため。
データ復旧作業料金以外にかかる費用
業者によりますが、復旧済みデータ量により加算されています。
また、納品作業に関する費用も別途請求されたりします。
データ保存納品用機器で利益を得ている業者も多数存在します。
例えば関東の某業者さんや福岡の某業者さんでは、納品用外付けHDDへの[書込料]を別途請求されているようです。
福岡県のデータ復旧大手との料金比較
- ダメージランクが重度論理障害~軽度物理障害(HDDの95%以上が該当)
- 納期は重度・論理の納期が2日、軽度物理の納期が3日の例
- データ量は外付けHDDの平均容量(1TB)の場合の例
- 過去16年間にお客様からの聞き取り調査した結果です。
データ復旧費用の算出
外付けハードディスク(HDD)のデータ復旧費用は以下の要素で算出します。
- HDD容量
- フォーマット形式
- HDD構成台数
- ダメージ程度
- ご希望納期
- 暗号化の有無
- HDD復旧完了後にデータリスト提供となりますが、日数は2TBモデルで2日を想定してます
- 2TBモデルで3日を超える場合は、ご報告します
- 見積りに納得され、復旧作業を開始後は、お客様都合キャンセルはできません。
外付けHDDの3つの傾向
USB一体型 表 | USB一体型 裏 |
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標準のSATA 表 | 標準のSATA 裏 |
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- 1:HDD容量が年々巨大化している
- 2:据置型HDDからポータブルHDDに移行している
- 3:HDDのインターフェースが[SATA]から[USB一体型]へ移行している
条件
- 削除日時が不明な場合の作業はしておりません。
- Windows-PC対MAC-PCの比率は、92:8ですから特に注意書きがなけれはWindows-PCの事です。
- データ復旧結果のご報告は最短数時間、平均2日で、お急ぎ復旧はオプションです。
- データ復旧は特性上「合見積り」は契約が成立しません。復旧対象HDD返却と同時に見積りは無効となります。
- お客様がご希望されたファイルの復旧に成功した場合、お客様都合のキャンセルはできません。
- 多量に上書き保存されたHDDはデータ復元率が低下しますので受付対象外となる事があります。
- 正確な診断には外側のプラスチック筐体の解体(抉じ開け)が必須ですから同意が必要です。
- usersフォルダ内のデータを全て削除された場合は軽度ですが、一部のデータが突然消失したファイルを探す作業は重度論理となります。「見えているデータ」はお持ち込み前に他の外付けHDDにデータバックアップした上でお持ち下さい。但し修復しないで下さい。
- コネクタ(金属製の端子)の折れは物理障害ですが個別契約となります。
免責事項(重要)
外付けケースからHDD本体を取り外さずに持込された場合、当店でケースの解体(通常は無料)を代行できますが、ケースのメーカーが解体を認めていないモデル(ネジがない)が多いですから解体しますと筐体に必ず工具傷がついたり爪が折れます。当然ですが解体歴があればメーカー保証対象外となっても当店には責任がありませんので予めご了承下さい。
MACオプション
- MAC専用フォーマット形式(HFS+APFS)は1万円
- 暗号化(パスワードの提示が必要)
重度・開封オプション
障害 | 物理 |
程度 | 重度 |
重度開封調査費 | 5,000~10,000円 |
- 東芝とWesternDijitalは異音があってもプラッタが正常なら復旧可能です。
- Seagate製ST-DMシリーズは異音があれば復旧できません。
- 重度は、機械的・電気的な障害の内、ヘッド破損やプラッタ障害等、最高レベルの状態です。パーツ交換修理が含まれます。
- 床等に落下し衝撃が加わった場合は電源を入れないで下さい。入れると復旧できなくなります。
- 復旧率は業界平均で70%台です。90%台等記載された業者の情報は嘘偽りです。
- ヘッドを交換すればセクター回収率は99%以上が多いです。
- プラッタの物理的な傷(ヘッドがプラッタに接触したまま回転を続けた)は復旧できません。
- 料金の差はモデル及び希望納期により上下します。
- 重度に限り1週間以内のリスト提供を希望された場合、割増料金となります。
- 他のデータ復旧業者様で診断歴があるHDDは割増料金(1.5倍)となります。
- 他のデータ復旧業者様で修理歴・改造歴・修復暦があるHDDは割増料金(1.5~2倍)となります。
- 物理・重度のHDDはデータ量がどんなに多くても加算しません。
完全予約制:初期診断
先ずは何もせず、障害の状態をお知らせ下さい。データ復旧料金の目安をご案内させて頂きます。もしご予算の範囲でしたら是非、当店を1番にご利用下さい。
2番ではダメですか!?
ダメです。データ復旧チャンスは1回の可能性があります!
中度レベルについて
データ復旧専門業者向け高度復旧設備を利用します
障害レベルは何処も同じ判定なのか?
他社で【中度】や【重度】と判定されても、その判定が正しいとは限りません
ちなみに当店の診断で【中度】と判定したハードディスクが某2社の診断では【重度】と判定される事が多いです
業者の判定は正しいのか?
他社の見積り料金にびっくり驚かれて当店に再申し込みされた時には「既に遅し」という事になる事がよくあります。前回の見積り後に持ち帰られた場合、一旦キャンセルされた見積りは無効です
軽度なのに「ヘッド交換が必要な重度障害」と嘘を言い高額を見積る大手復旧会社が存在しますので要注意です。
中度の場合、他社の無料作業で状態が悪化します。電源の入切回数は1~2回に留め、初期診断で仮見積り判定する事が重要です
復元ソフトだけでデータ復旧するPC修理会社
データ復旧ソフトを使用されるユーザー様やPC修理業者様がありますが、論理障害限定仕様なので物理故障には使用厳禁です。ダウンロードやインストールは論外です。スキャンする方式のため壊れかけのハードディスクに負荷をかけトドメを刺すのが、そのような部類のソフトウェアなのです。
中度なのにWindowsに付属のスキャンディスクなど実行されると最悪な結果となりますからデータの確保前にしてはいけません。福岡市内にもそのような事をする某社が存在します
Linuxで無理矢理ファイルをコピーされるユーザー様やPC修理様も多いです。
メーカーのサポートセンターは信用できるか?
外付けHDDメーカーのサポートセンターに電話すると、診断ソフトの実行を誘導されますが、データ復旧とは目的が異なりますからデータの確保前にする事ではありません。
パソコン修理業者や設定業者やパソコン販売店には、デフラグやウイルススキャンを実行する素人スタッフが多数います。
データリストだけで安心できるか?
データ復旧専門業者の一部には【初期診断】や【初期調査】と称して、見積料金を提示する前にリストを提供後にデータを購入されるかキャンセルされるかを選択させる業者も有ります。
一見、ここ迄の作業が見積作業と思われるかも知れませんが、実はこの時点で既にデータ復旧作業は完了しているのです。
初期診断や初期調査でファイルリストが作成できる事は絶対に有りません
ファイルリストが提示されても、そのファイルが再利用できるリストではなく、ファイル名が復元できたにすぎません。開いて見て初めて正常ファイルか破損ファイルかが判ります。プレビュで画像をリストに添付される業者がありますが、ファイルが開くという照明にはなりません
料金が判らないのに預けて帰るのが不安ではないですか?!
壊れかけのハードディスクがその診断・見積作業と称するデータ復旧作業で壊れてしまう事が有るのが物理障害です
また、壊れなくても状態は悪化し復旧率は低下します
当然、悪化したハードディスクからのデータ復旧作業料金は高額となります
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外付けケース解体作業
外付HDDの診断には、先ずケースの解体が必要な事が殆どです。
解体しますとケースに傷や破損が生じますので同意が必要です。
そもそもケースはHDD本体ではなくデータ復旧には不要な物ですから
年々外付けHDDの容量増大に伴い、比例して診断や復旧に時間がかかるようになってきました。
よって、福岡一格安料金をこのサイトに公開していますので「下限料金」でもキャンセルされた場合、診断料を請求させて頂く事がありますのでご注意下さい。見積となるモデルがあります。
主なトラブル症状
電源が入らない
ごくまれに外付けケースの基板や電源アダプタのケーブル断線もあります。又HDD本体の基板やコネクタの不良でケースの電源が入らない事があります電源アダプタの内部故障はまずありません。
回転音がしない
電源ランプは点灯しているが回転音が聞こえず無音の事があります。軽度~重度と広範囲のため10分初期診断で確定します
ドライブとして認識しない
最も多いトラブルです。論理~物理障害と様々なので10分初期診断で確定します
ドライブが開けない
アクセスできません。というエラーメッセージでフォルダもファイルも見えない。
文字化けする
ファイルやフォルダ名が文字化けする事があります。論理~物理と様々です
ファイルのコピーができない
ファイルのコピーができなくなる事があります。多くはリードエラーや不良セクタです。
突然フォルダが消えた
削除していないのに突然勝手にフォルダが消える事があります。10分間初期診断で切り分けします。
フォーマットしますか?
パソコン修理業者の多くのホームページには論理障害と記載がありますが、実際にはこの症状だけで判定できません。物理障害の事も良くあります。
ファイルが開かない
ハードディスクの物理、又は、ファイルシステムの論理です。10分間の初期診断後、仮見積りに了解頂ければ1日お預かりしデータ復旧を試みます。
ファイルを削除した
ファイルを削除後、何もされていなければ復旧できます。デフラグや修復を実行されるとデータ復旧できなくなります。直ぐに電源を切ってご相談下さい。
フォーマットした
クイックフォーマット(通常はこちらです)に限り、上書きとなっていない場所のデータは復旧できます。仮のフォルダ名となる事があります。完全フォーマットされたら復旧できません。
フォーマット後に書き込んだ
データ復旧は魔法ではありません。正確な情報が無いと復旧できませんから、多量上書きされたらデータ復旧の受付をお断りしています。OSリカバリーにより上書きされ破損してしまったファイルはどのような技術を持っても再利用できません。なお、作業開始後のキャンセルはできません。
床に落下した
通電されずにお持ち込み頂いたHDDの多くはデータ復旧できますが、通されると破損したヘッドがプラッタをひっかき引きずりますので復旧不可となります。落下後に異音が発生していればほぼ復旧できません。(当店の実験結果よります)
データ復旧ができない画像と音声
- プラッタが破損しているHDDはヘッド交換しても復旧できません。
- ヘッド交換で復旧できた場合、大手データ復旧専門業者の半額~1/4です。
- 他社で基板交換やヘッド交換歴がある場合2倍料金となります。
- 容量3TB以上のモデルは見積。
- SeagateのST#000DM001(#は1/2/3)で異音(カチン・ザー、カチン・ザー、その後回転が停止)がしていれば復旧不可です。このモデルに限り個人様のみ納期催促無の条件で受付できる事があります。
- WesternDijitalのWD20Eシリーズ(WD30Eシリーズも同じ)は、速度が超遅いです。
プラッタ(記録メディア)にヘッドが接触した傷 | データ復旧できない音のサンプル |
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再生ボタンをクリックして下さい。 |
異音が発生している場合
プラッタ(データ記録メディア)の裏表を挟むように磁気ヘッドがあります。
複数個の磁気ヘッドの内、一部のヘッドでも損傷したり劣化している場合、「カッチン・カッチン」という聞き慣れない異音を発生します。そんな時「MR-Head Shift Technology」とう機能により他のヘッドで読み取れる事があります。クリーンブースやクリーンベンチでヘッドを交換すると高額となるため、この機能を利用すれば安価にデータが読み取れます。
データ復旧の受付ができないHDD
他のデータ復旧専門業者で重度物理と判定され、以下の項目に該当する場合、受付ができません。
- 他社でヘッドや基盤を交換した。
- 他社でプラッタ移植をした。
- 「ザーザー」音がしている。
- 「カッチン」音と「ザー」音の繰り返し。
- 自分で金属のカバーを開封してみた。
- 裏面の基盤を交換してみた。
- 表面のラベル(メーカー名や型番や製造番号が記載あり)を剥がした。
- ケースに「WD Passport」という文字が記載されていれば暗号化機能付きの可能性が高いWesternDijital製です。暗号化ありがこのシリーズの標準のようですが、暗号化なしのPassportの持ち込みも1度ありました。
最近のデータ復旧事情
大容量化傾向
データ復旧業を始めた頃の外付けHDD容量は120GB未満が多かったのですが、最近では1TB~2TBが殆どです。中には4TBも持ち込まれるようになりました。
データ復旧の作業時間はHDD容量に依存しますからファイル数やファイル容量には殆ど関係ありません。
データ復旧開始からデータリストを提供する迄の時間が昔の十倍以上にもなってきました。
よって、無料作業のコストが経営を圧迫する理由となっております。
データ復旧料金を押し上げている理由の一つです。
無条件キャンセルを継続すればする程、キャンセルされずにご注文頂く方に実質負担がかかる傾向にあります。
この傾向は決してお互いに良い事ではありません。今後はご注文される方の料金を可能な限り安価にし、キャンセルされる方へは解体・再組立オプションを請求させて頂く方向です。
解体が困難なモデルの増加
薄型のモバイルの増加に伴いHDD取り出し蓋がないモデルも増えています。現在では日本のPCメーカーは殆ど撤退しており、海外のメーカーに淘汰されました。海外メーカーのPCは工場の組立コストが安いように作られているのがその理由ですが、解体や再組立を想定されていない設計が増えた事にデータ復旧業者は困っています。
データ復旧料金を押し上げている理由の一つです。
セキュリティでロックされている
解体が困難なPCの場合、CDやUSBメモリーからの起動を試みますが、HDD以外から起動できないようにロックされているモデルが増えています。セキュアブート+レガシーを設定しただけでは起動できないPCも増えています。設定個所の手順も統一されていません。
USB端子が破損した場合
・モデルによりますが1TBモデルの場合、10,000円~22万円と範囲が広いです。10分の初期診断で確定できる事が多いです。
・HDDのPCB基板とUSB3端子が一体型となっているモデル(例:東芝 MQ01UBD100)が増えています。一体型は高額となる可能性が高いです。以下の表は一体型でない場合のデータ移行料金です。
円
HDD容量 | ファイル移行料金 |
500GBモデル | 16,000 |
1TBモデル | 19,000 |
MAL2500L2EX3/BKの修理
メーカー:MARSHAL 品名:UltraSlim 型番MAL2500SA-W54L2
MARSHAL UltraSlim MAL2500SA-W54L2の表面
インターフェースは特殊な10ピン(電源+信号)
MARSHAL(マーシャル)のハードディスクの内、USB接続のケースに入ったモデルが販売されていましたが、コネクタが壊れやすいトラブルがあります。
箱に記載された型番は「MAL2500L2EX3/BK」です。
修理が可能な場合は修理する事でデータが再利用できる事もあります。
修理できない場合はデータ復旧を行います。
製造メーカー名は表記されていません。
ケースにもハードディスクの型番は表記されていません。
SATAと記載されていますが一般のSATAとは形状が異なり互換性がありません。
2017年現在には既に販売完了となっているため同モデルを購入して部品を調達する事は不可能だそうです。(販売店10社へ注文した結果)
当店ではこのモデル(MAL2500SA-W54L2)のデータ復旧もお受けしています。SATA特殊インターフェースのピンは10ピンです。(画像参照)
USBコネクタ以外の障害が無い事が条件です。
障害が有るか無いかは、ご来店時10分間初期診断でご案内させて頂きます。
バックアップが必要な方はこの料金は適用外となります。
お客様からの申告が「USB端子破損」であっても、診断の結果が別の障害であれば適用外となります。
納品後のトラブル防止のためフォルダやファイルの選別はできません。全てのファイルを移行します。
USB端子破損のデータ移行料
・対象モデル:MAL2500SA-W54L2等
円
HDD容量 | データ移行料 |
500GBモデル | 18,000 |
1TBモデル | 22,000 |
MAL2500SA-W54L2のデータ復旧
MARSHAL(マーシャル)のUSB接続のケースに入った状態の販売型番はMAL2500L2EX3(UltraSlim)
箱に記載された型番もMAL2500L2EX3です。末尾にBKがついているHDDは多分色が黒という意味だと思います。
ケースを解体するとハードディスクの型番「MAL2500SA-W54L2」が入っています。
箱に記載された型番は「MAL2500L2EX3/BK」です。
SAS / SCSI 移行・復旧
SASやSCSIのどちらですか? | データ移行料 |
データ量は? | 見積 |
物理障害があればファイル移行ではなくデータ復旧となり費用は異なります |
USB端子とPCB基板一体型
ポータブル型と呼ばれています2.5インチタイプのHDDのインターフェースは長年SATAが一般的でした。最近ではSATA端子がなく代わりにUSB端子になっているモデルが増えています。製造コストが安いからでしょう。
データ復旧装置の対応インターフェースはSATAですので、Windows-PCのUSB端子に接続したら不良セクター等の影響で[フリーズ]又は[反応無し]となりデータ復旧できません。多くのケースでPC-3000 PoetableⅢがあれば解決します。が・・・。
当店では最近、対応した復旧装置を導入ましたのでUSB接続型の外付けHDDでもデータ復旧できるようになりました。
東芝製のハイブリッド型
東芝製のハイブリッド型(SSD+HDD)で重度の物理は未対応です。
型番:MQ02ABD100H
WesternDijitalの暗号化モデル
ウエスタンデジタルのケースに入ったモデル(My Passport)はデータ復旧できないように暗号化されています。又はコストダウンの理由により基盤一体型です。このようなモデルはデータ復旧できないか高額となりますから、購入しないようにしましょう。HDDメーカー以外のメーカーを購入するのが、このような被害に遭遇しにくいです。
i-Link接続ハードディスク
Appleがi-Linkという規格名で、SONYがIEEE1394という規格で販売していましたが最近はまれにしか持ち込まれなくなりました。特許料の件と転送速度の点でUSBとの競争に負けたという事でしょう。
LAN接続ハードディスク
ネットワークに接続する共有ハードディスクです。
接続端子は有線LAN端子を利用します。
フォーマット形式もOSがLinux系、データ領域はXFSが多く、旧型モデルはEXTもありました。
このフォーマットの違いによりデータ復旧料金はNTFSより割高となります。
理由は、正常なハードディスクであってもWindowsのパソコンやMACのパソコンにUSBケーブルで接続してもデータは見えないからです。
誤操作により削除されてしまったデータは「ゴミ箱」に入っています。もしゴミ箱に見当たらない場合はハードディスクの故障が原因であって誤操作によるファイルの削除ではありません。
Buffalo製は、LinkStation又はTeraStationというネーミングで、また、IO-DATA製は、LANDISKというネーミングで販売されています。
LAN転送速度は、100GHzの物と1000GHzの物があり、ネットワーク内を1000GHzに統一する事で速度のメリットがあります。
WesternDijitalのHDD
型番 | MTBF | 保証 | 回転数 | 耐衝撃 |
WD20EZAZ等BLUE | 2年 | 5400 | 30/65/350 | |
WD20EFAX等RED | 10万時間 | 3年 | 5400 | 30/65/250 |
WD20EURX | – | 3年 | – | 30/65/250 |
WD2005FBYZ等GOLD | 200万時間 | 5年 | 7200 | 65/65/300 |
データ復旧迄の日数
日数
HDD容量別の復旧日数 | ||||
秒速↓ | 500GB | 1TB | 2TB | 3TB |
500k | 12 | 20 | 40 | 60 |
1M | 6 | 10 | 20 | 30 |
2M | 3 | 5 | 10 | 15 |
4M | 1.5 | 2.5 | 5 | 8 |
8M | 1 | 1.5 | 2.5 | 4 |
16M | 1 | 1 | 1 | 2 |
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外付けハードディスクのデータ復旧事例の一部
詳細なページはこちら
Windowsのパソコンで認識しない
【ユーザー様】大野城市のパソコン修理業者様
【ご希望内容】重要なEXCELデータが約100ファイルありLinuc-PCで認識したので20ファイルコピーした後フリーズした。その後ドライブを認識しなくなったので残りの80ファイルを復旧して欲しい。
【初期診断結果】軽度の物理障害。ヘッドとプラッタ障害。
【作業内容】データ復旧装置によりHDD全体のイメージを逆方向から抽出。1回目はブロックサイズ256セクターのジャンプ100万セクターで回収。2回目はブロックサイズ128セクターのジャンプ10万セクターで回収。3回目はブロックサイズ64セクターのジャンプ1万セクターで回収。4回目は32セクターのジャンプ1000セクター。5回目は16セクターのジャンプ100セクター。6回目は8セクターのジャンプ10セクター。7回目は1セクターのジャンプ1。回収率は99%。解析後のデータを80ファイルのオープンテストで80ファイルオープンできる事を確認しました。
「フォーマットしますか?」とエラー表示される
【ユーザー様】福岡市東区の大学様
【初期診断結果】[コントロールパネル]の[コンピュータの管理]の[ディスクの管理]で外付けハードディスクは認識できているが、情報欄に[NTFS]の文字が無く、RAWと表示されている。
【作業内容】データ復旧装置によりHDD全体のイメージを逆方向から抽出。1回目はブロックサイズ256セクターのジャンプ100万セクターで回収。2回目はブロックサイズ128セクターのジャンプ10万セクターで回収。3回目はブロックサイズ64セクターのジャンプ1万セクターで回収。4回目は32セクターのジャンプ1000セクター。5回目は16セクターのジャンプ100セクター。6回目は8セクターのジャンプ10セクター。7回目は1セクターのジャンプ1。回収率は99%。解析後サンプリングオープンテストを実施し、100ファイルの内99ファイルが正常に開ける事を確認しました。
マイコンピュタに外付けHDDが表示されない
【ユーザー様】福岡市西区の大学様
【初期診断結果】[コントロールパネル]の[コンピュータの管理]の[ディスクの管理]で外付けハードディスクは認識できているが、情報欄に[NTFS]や[RAW]の表示がなく、[初期化されていません]と表示されている。
【作業内容】データ復旧装置によりHDD全体のイメージを99%以上を回収。復旧装置によりNTFSの再構築を行い、結果100ファイルのオープンテストで99個のファイルが正常に開ける事を確認しました。
別のドライブを間違ってフォーマットしてしまった
【ユーザー様】福岡市博多区の自動車修理業者様
【ご希望内容】パソコンに外付けハードディスク(容量1TB)とUSBメモリー(容量32GB)を接続していましたが、ハードディスクをフォーマットするつまりがドライブを間違えてしまいフォーマットしてしまいました。1TBだったHDDが32GBになってしまった。フォーマット直前の状態に戻して欲しい。
【初期診断結果】重度論理障害。通常のファイル形式はWindows PCと同じくNTFS(USB2.0接続のHDDはまれにFAT32でフォーマットされているモデルもありますから一概に言えませんが・・・)ですがFAT32となってしまいました。記録日時もお客様が申告された日時に一致しています。HEX情報(16進数で表示される物でディスクのパーティション情報やフォーマット情報及びデータそのものが見える物)を閲覧してみますと、データは500GB程度残っている事が判りました。但し削除済データの量も含みます。
【作業内容】外付けHDDケースからHDD本体を取り出し。イメージデータ複写装置によりHDD全体のデータを別のHDDへ抽出。物理障害がないのでブロックサイズは4096セクターとしました。ちなみに物理障害があるHDDは32セクター~128セクターが基本ですが・・・。物理的な問題がないHDDは回収率が100%複写できます。当店の複写装置はコピー元のHDDとコピー先のHDDのデータ情報を最小単位で照合する事ができます。その後NTFSファイルシステムの再構築を実施し99.9%以上のデータ復元ができたと思います。
【参考資料】回収率とは物理セクターの回収率の事です。データ復旧サービスでは回収率100%が目標ですが100%のファイルが開ける(再利用ができる状態)とは限りません。これはデータ復旧技術とは関係ない事です。より忠実に復元しますので、例えば壊れていたファイルは壊れたまま(修復せず)納品させて頂きます。この点が一般のお客様には理解できない点のようです。
JPG画像ファイルはファイル毎に修復する事で全面積の画像が見えるようになります。動画ファイルもディスクのあちらこちらに分散して断片化した動画データをかき集めて繋ぎ合わせる事も(状態によっては)可能です。データ復旧サービスとは別のサービスとしてご注文頂いた場合に提供させて頂く物です。
別のドライブと間違って削除してしまった
【ユーザー様】大野城市の上場会社様
【ご希望内容】削除したファイルを救出し復元して欲しい。
【初期診断結果】10分間の診断でデータが残っている事を確認し、お預かりました。軽度論理障害。
【作業内容】外付けHDDケースからHDD本体を取り出汁し、物理障害がない事を確認後、ファイルシステムの再構築を行い100ファイルのサンプルデータのオープンテストで100%が復元できた事を確認しました。
別のドライブと間違って上書きしてしまった
【ユーザー様】春日市の医療法人様
【ご希望内容】HDDにアクセスできなくなったのでAccessで作成された電子カルテのデータを復元して欲しい。
【初期診断結果】HDDに不良セクターが10個ある事を確認しました。軽度物理障害。
【作業内容】外付けHDDケースからHDD本体を取り出し、イメージデータを回収99.99%以上。ファイルシステムの再構築を行い99%以上のファイルをコピーしました。
サンプルとして検査の結果100ファイルの内99ファイルが開きました。データ復旧サービスは開かないファイルを開くようにするサービスではございません。破損していたファイルは破損したままで納品となります。JPG画像や動画及びExcelやWordなどのデータは修復できる事がありますが、「データ復旧サービス」とは別の「ファイル修復作業」です。なお、上書きされたファイルを上書きされる前のファイルに戻す方法(技術)は世界中に存在しません。
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外付けHDDに関する情報
良質のデータ復旧のために
良質のデータ復旧のためには、修復やスキャンディスクを実行しないようにしましょう。
データが必要ならメーカーや販売店や修理店に持ち込まれないようにしましょう。
データ復旧チャンスは1回
データはハードディスク(HDD)という部品に保存されています。低料金もしくは高復旧率のデータ復旧チャンスは1回の事が多いです。
一般的に物理障害発生後は通電の度に状態が悪化します。
また、無料診断の目的で悪〇業者に依頼された場合、最後の1回のチャンスを失う事となります。
悪〇業者が制作した自作自演の比較サイトや広告サイトに騙されない為に、データ復旧についての正しい情報と間違った情報を選別される事が重要です。
「宅配回収送料」も「出張料」も「データ納品用外付けHDD」も「外付けHDD貸出料」が無料、という詐欺まがいの広告を信用され「無料診断」を申し込まれると「データ復旧チャンスの1回」を逃す事となります。
自己診断の方法(簡易)
[コントロールパネル]—> [管理ツール]—> [コンピュータの管理]—>
- [ディスクの管理]でディスクが見え、NTFS又はFATの情報が表示されていれば(一部を除き)軽傷です。
ディスク0が見えるのにディスク1~が見えない場合は物理障害の可能性が高いです。ディスク0もディスク1も見えない場合は、USBで接続した診断用パソコンのOSが、トラブルHDDの影響を受け不安定となっているためと推測します。 - 当店では正確な判定のために、世界標準の復旧装置を導入していますので、無料見積にて確定させて頂きます。
上の画像は一例ですが、ディスク1(Eドライブ)にHDDの容量を認識していますが、フォーマット情報(NTFSの表示等)がありません。
ファイルシステム損傷です。
物理的な問題が発生していないなら論理障害です。
この状態なら比較的簡単にデータ復旧が可能です。
外付ハードディスクが停電後に認識しなくなったり、USBケーブルをいきなり抜いた際も発生します。
大切な事は、「フォーマットしますか?」と聞かれても、決してフォーマットしない事です。
論理障害(詳細)
(他社のレベル2相当)
- 重要なフォルダやファイルを間違って削除した。
- パーティションを削除してしまった。
- パーティション情報の損傷
- 別のHDDと間違ってフォーマットしてしまった。
- フォーマットを要求されたのでフォーマットしてしまった。
- コンピュータの管理のディスクの管理でディスクが見える。
- マイコンピュータでドライブが見える。
- フォーマット情報の破損
重要!:何もしないで、無料診断を受けられる事がお薦めです。
上書きをされた場合はお受けしていません。
復旧お申し込み時に下記の申告が必要です。
フォルダ名/ファイル名/作成されたアプリ名/拡張子
作成日/削除時刻
何かされますと、せっかく救出できるはずの大切なデータも上書きされ復旧できなくなります。
HDDの電源は今すぐにお切り下さい。 削除されただけではデータ自体は殆ど残っていますが、 電源の入切だけでも削除されたデータが上書きされて復旧できない状態まで消えて行きます。
デフラグやCHKDISKなど実行されますと復旧できなくなります。
実は、当店へご相談される方の多くが、このケースなのです。残念ながら手遅れです。
削除された後に上書きとなるような操作をされたら、ご希望のデータが再利用できない状態に破損していても有料作業となります。
「1ファイルでも復活できればいい」というお気持ちの方は上書きされた事実をご申告頂ければ、料金はできるだけ安価で対応させて頂きますのでご相談下さい。
但し、納品データに対してもクレームはお受けできません。
- 納期 :1~2日 (HDD容量とデータ容量次第)
- コピー先メディア : 外付ハードディスク
- 削除日から1日以上経過したデータ復旧はお受けしていません。
- フォルダ名/ファイル名/拡張子/削除日の申告が必須です。
データ削除後に使用されますと、せっかく助かるはずのデータが上書きしたファイルは破損ファイルとなり再利用ができません。
データ復旧時間は、HDD容量に比例します。データ量とは無関係です。
データ復旧が完了するまではデータ容量が判りません。
データ復旧作業が完了後に納品希望フォルダを選択された場合、対応できますが削除後の再納品はできません。
データの保存場所が判る方は、ユーザー名とフォルダ名を指定頂く事で納品データ容量を抑えられる事もできますが、納品後のクレームはお受けできません。
納品希望のフォルダの指定はお申し込み時にお受けしています。納品希望のデータを作成されたアプリ名を指定されても対応する方法がありません。
デジカメ画像やエクセルデータ等では納品できません。
軽度 物理障害(詳細)
(他社のレベル3)
- パソコンが起動しない症状の一部
- マイコンピュータでドライブが見えない症状の一部
- ディスクの管理でファイルシステム情報(NTFS/FAT32)が見えない。
- パーティションがなくなった。
- 「フォーマットしますか?」 とエラー表示される物の一部。
- ウイルス感染によるファイル損傷。
- 「X:\にアクセスできません。」と表示される一部
- 「ファイル又はディレクトリが壊れています。読み取る事ができません。」と表示される。
- 軽度の不良セクターが有るが復旧装置の利用で1~2日で復旧可能。
軽度物理障害時のデータ復旧料金は、ハードディスク容量により計算させて頂きます。データ容量は関係ございません。
物理的に故障したHDDは、そのHDDへ直接アクセスしデータ復旧作業を行う事はしたらいけません。
必ずセクターイメージを抽出しディスクの複製を作成した後に、その複製へアクセスしデータ復旧作業を行うのが決まりです。
復旧料金をより安価にして欲しい、というご希望のお客様は御相談下さい。
お申し込み時に復旧をご希望のフォルダ名を指定頂きますと容量が減り料金が安くなります。
但し、HDD容量が2TB迄、フォルダの指定は最大10/復旧装置でファイルが見える事、とさせて頂きます。
世界標準の復旧設備によりデータ復旧を行いますので、一般のパソコンでは認識しないレベルのハードディスクからでもデータを抽出する事ができます。
主に不良セクター(物理的に読み出し不可能な箇所)が該当します。
障害のあるHDDをWindows7のパソコンにUSB接続された場合、次のエラー表示となりますが復旧できます。
「このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません。必要なファイルシステムがすべて読み込まれていないかボリュームが壊れていないか確認して下さい。」
重度 物理障害(詳細)
- 落下した(データが大切であれば落下後には絶対に通電されないで下さい。通電されると復旧不可の原因となります。)
- 冠水した
- PCB基板(プリントサーキットボード)不良
- BIOSでドライブを認識していない
- 異音がしている(カチ、カチ、カチ・・・・)
- 異音がしている(ザー~・・・)
- 回転音がしていない(モーター不良やヘッド貼りつき)
- 最初は回転音がするがその後回転が停止する
- 不良セクタが多くクローン作成ができない。
- 高度データ復旧装置が必要
- クリーン設備内でヘッド交換等が必要
- プラッタ障害
- 暗号化(データ復旧できないような仕様)にされていない事
重度物理トラブル時の復旧料金は、復旧ご希望のデータ容量、及び、記録されていたデータ容量共に関係ありません。
その理由は、損傷した部品交換作業及びイメージデータ抽出作業に伴うコストがHDDメディア容量に比例するからです。 データ容量のコスト差は僅かなのです。
従いましてHDD全体を復旧しても一部のファイルだけを復旧しても料金は同じです。
特に理由が無ければ(通常は)HDD内全てのデータを納品させて頂きます。一部のフォルダのみの納品を希望された場合、再納品はできません。
重度物理トラブルの復旧可/復旧不可の判定ですが、セクターイメージデータの抽出率やファイルのオープン率などにより判定させて頂きます。
状態が悪い場合は復旧不可の判定となります。
提示させて頂いた復旧可能ファイルリストの中からオープンテストのリクエストをして頂き、確認後に結果をお知らせする事もできます。オープン率が悪い場合はキャンセルも可能です。
復旧率が100%という事はありませんので100%をお望みなら復旧作業はお受け出来ません。
受付できない作業
- ゴミ箱からファイルを削除した後、1日以上経過している
- OSリカバリーをしてしまった(上書きによる破損となります)
- デフラグを実行してしまった(上書きによる破損となります)
- 物理障害なのにスキャン検査してしまった
- 物理障害なのに復旧ソフトでスキャンしてしまった
- 物理障害なのにウイルス検査をしてしまった
その理由
データ復旧サービスは、上書きにより破損してしまったファイルを復元するような魔法のサービスではありません。
多くのお客様が、ファイル削除後に何かされた後に持ち込まれるのが残念です。
フォルダ名やファイル名の復元には成功しても、破損ファイルのまま納品させて頂くサービスですので、ファイルの再利用ができず、お客様との間でトラブルの原因となります。
フォーマット形式の違い
WindowsパソコンにUSBケーブルで接続された外付けHDDはNTFSでフォーマットされます。
MACにUSBケーブルやサンダーボルト接続された外付けHDDはHFS+又はAPFSでフォーマットされますので割高となります。
WindowsとMACの兼用のフォーマットがあります。10年程前迄はFAT32でフォーマットされたハードディスクが多く持ち込まれましたが現在はFAT32の欠点が改善された仕様となるexFATが兼用としてよく利用されています。但しフォルダ名やファイル名に日本語など2バイト文字で濁点があればファイルのコピーができない事がありますからお勧めしません。
接続端子の規格の違い
USBケーブルで外付け接続するHDDは、規格の違いによりUSB2.0とUSB3.0とUSB3.1があり、最大転送速度と最大電流が異なります。
2018年4月現在は2.0は販売されなくなり、殆どが3.0以上となっており、3.1以降が増える傾向です。
USB2.0の機器のUSB端子からは500mA以上は供給されませんので外付けHDDによっては動作が不安定となります。
USB2.0のハードディスクはUSB2.0端子に接続するのが安定します。
USB3.0のハードディスクはUSB3.0端子に接続しないと安定しません。最悪は故障します。
USBのバージョンによるデータ復旧料金の違いはありません。
「カチ・カチ」と異音を発する事があり故障と思いがちですが消費電力オーバーが原因の事もありUSB2.0端子から分岐ケーブルで電源供給してあげるか、若しくは電源供給可能なUSB-HUB経由で接続されると異音は出なくなるモデルがあります。(長時間異音が発生する場合、故障の原因となります)
接続端子の種類
内臓HDD(ハードディスク)
- IDE (パラレル)
- SATA (シリアル)
- ZIF (ゼットアイエフ)
- SAS (スカジーの後継仕様)
- SCSI (スカジー)←未対応
外付HDD(ハードディスク)
- USB (ユーエスビー)
- eSATA (イーシリアルエーティーエー)
- IEEE1394 (アイトリプルイー1394)
- LAN (ラン)
接続方法による違い
「USB接続外付HDD(ハードディスク)」 と
「LAN接続HDD(ハードディスク)」 の外見は似てますが、
接続端子も記録方法も異なります。
フォーマット形式
- WindowsパソコンでフォーマットされたHDD : NTFS
- MACパソコンでフォーマットされたHDD : 2000円頃はHFS/2016年迄HFS+/2017年からAPFS
- LinuxサーバーでフォーマットされたHDD : ext2/3/4
- USB外付けHDDを購入されたままの状態 : NTFS、昔はFAT32/0.1%未満はMAC用HFS+
ハードディスクのメディアサイズ
ハードディスクのメディアサイズはプラッタ(データが保存されている部品)の直径で表します。
このページでは一般的な2.5インチ(主にノート型パソコン用)と3.5インチ(デスクトップ型パソコン用やサーバー用)が対象です。
1.8インチのデータ復旧にも対応していますが料金は割増となります。
外付けハードディスクメーカー
- Seagate(シーゲイト)
- Toshiba(東芝)
- WesternDigital(ウエスタンデジタル)
- HGST(日立)現在はウエスタンデジタルに買収済
- SAMSUNG(サムスン)現在はシーゲイトに買収済
- Buffalo(バッファローはHDDの製造メーカーではありません)Drive Station等
- I-O DATA(アイオーデータ機器のHDD本体も同様)
- ELECOM(エレコムはHDDの本体も同様)
- Logitec(ロジテックのHDDの本体も同様)
このページの対象機器
- HDD/USB接続の外付け/NTFS&FAT
- HDD/3.5インチ
- HDD/2.5インチ
- HDD/1.8インチ
- HDD/厚さ9.5mm
- HDD/厚さ7mm
- HDD/厚さ5mm
- HDD/マーシャル製/MAL2500SA-W54L2
- HDD/日立/HGST/東芝/WesternDigital/Seagate/SAMSUNG
- SSDとHDDのハイブリッドはSSDの料金となります。
特殊なインターフェース
ハードディスクはSATAが一般的で全体の99.9999%以上、つまりほぼ全てがこれです。
以下のモデルは特殊なインターフェースのモデルです。
メーカー名:東芝
シリーズ:MQ0xUBx00
型番:MQ01UBD100 容量:1TB
型番:MQ03UBB300 容量:3TB
特殊(詳細):PCB基盤にUSB3.0変換基板が直付けです。
復旧の可否:可能ですが割高となります。
メーカー名:マーシャル
型番:MAL2500SA-W54L2
特殊(詳細):SATAの形状が特殊
復旧の可否:可能
危険な外付HDDモデル
壊れた場合にデータ復旧できないモデルです。
FORMAT形式は通常のモデルはFAT32又はNTFSですが以下のモデルは特殊なフォーマットがされています。
会社から配布されたHDDはこの可能性があります。
既に購入済みの方は使用を中止される事をお勧めします。
ケースメーカー | モデル | 理由 |
TOSHIBA | HD-AC10TK | SATA端子が無い 基板USB一体型SBMQ01UBD100 |
TOSHIBA | HD-AC30 | MQ03UBB300 |
Buffalo | HD-PXTU2 | ハードウェア暗号 |
Buffalo | HDS-C640U2 | ハードウェア暗号 |
Buffalo | HDS-CX1.0TU2 | ハードウェア暗号 |
Buffalo | HDS-CX2.0TU2 | ハードウェア暗号 |
IO・DATA | HDJA-SUT1.0 | ハードウェア暗号 |
IO・DATA | HDJA-SUT2.0 | ハードウェア暗号 |
IO・DATA | HDJA-SUT3.0 | ハードウェア暗号 |
IO・DATA | HDJA-SUT3.0 | ハードウェア暗号 |
ELECOM | ELD-EEN010UBK | ハードウェア暗号 |
ELECOM | ELD-EEN020UBK | ハードウェア暗号 |
ELECOM | ELD-EEN030UBK | ハードウェア暗号 |
ELECOM | ELD-EEN040UBK | ハードウェア暗号 |
ELECOM | ELPEEN010UBK | ハードウェア暗号 |
WesternDijital | My Passport一部 | ハードウェア暗号 |
WesternDijital | My Passport Ultra | ハードウェア暗号 |
復旧率が超悪いモデル
Seagateの1TB以上のモデル
以下のハードディスク(モデル及びシリーズ)はデータ復旧率が超悪い「問題のモデル」です。
認識しないトラブルだけではなく、「ザー」や「カチカチ、ザー」や「ジー」という異音が発生している事が多くほぼ復旧できないモデルです。
通電開始時はモーターの回転音が聞こえても数秒~20秒後には回転が停止しますので、モーター不良や基板不良と思われがちですが、殆どはヘッド不良+プラッタ不良です。
数多いハードディスクの中でも最も使ってはいけない最悪モデルです。
極度に不良品が多いモデル 該当モデルの「ザー」異音発生品は復旧不可 |
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メーカー | 容量 | HDD型番 |
Seagate | 1TB | ST1000DM001 |
Seagate | 2TB | ST2000DM001 |
Seagate | 2TB | ST2000DL001 |
Seagate | 3TB | ST3000DM001 |
Seagate | 4TB | ST4000DM001 |
上記以外にも同じ部品や同じ構造をしているHDDが存在します。
以上の特殊欠陥モデルは、受付時に詳細契約が必要です。
故障率が高いHDDケース
ケースメーカー/型番 | HDDメーカー/型番 | 容量 |
Buffalo/HD-LC1.0U3-BK | Seagate:ST1000DM001 | 1TB |
Buffalo/HD-LC2.0U3-BK | Seagate:ST2000DM001 | 2TB |
Buffalo/HD-LC3.0U3-BK | Seagate:ST3000DM001 | 3TB |
Buffalo/HD-LC4.0U3-BK | Seagate:ST4000DM001 | 4TB |