USBメモリーのデータ復旧

USBメモリーのうっかり削除障害時の復旧料金が9,800円
期間限定のメニューは本日現在受付対象外です。
32GBのSDメモリーカードのデータ復旧料金が11,800円

論理障害のデータ復旧料金

「フォーマットしますか?」と要求されるエラーの80%がこのメニューです。

論理障害のデータ復旧料金(円)
大手業者比較 50%OFF保証
お客様都合キャンセル 2,000円
復旧成功後キャンセル 不可
通常料金納期 2日
特急オプション 6時間
リスト提供
整合性提供
動作リクエスト 10個
解析種類回数 3回
特定ファイル 見積
8G 16,000
16G 17,000
32G 18,000
64G 20,000
128G 25,000
256G 30,000
500G SSD
1TB SSD
  • 全国チェーンの大手業者の8割引(納期2日/復旧率90%)
  • 熊本の大手業者の4割引
  • 軽度障害でもキャンセルされる方は診断直後に違約金
  • データ量は多くても加算しませんので安心
  • 復旧をご希望のフォルダ名とファイル名を事前に指示可
  • 納品用機器の持込は新品のみ(中古はお預かり不可)
  • 論理障害はキャンセル不可
  • データ復旧サービスでは、破損ファイルの修復は行いません(全業者同様)
  • 動画の保証はオプション
  • 相見積りはデータ復旧業界には存在しません(キャンセル後は見積り無効)
  • 開けないファイルは開けないまま納品するサービスです。
  • 文字化けしたファイル名を文字化けする前の文字に戻すサービスではありません。

参考資料_他社の料金

メモリーメーカー系の復旧会社(I社)に依頼された場合の料金

(一般配布されているパンフレットより抜粋)

軽度障害(税別) 重度障害
ファイル削除/フォーマット/不良セクター 45,000円 非公開
当店で軽度障害と判定した物がI社では中度障害と判定されています 公開されていません

最高レベルの技術力と安いデータ復元料金を両立している業者は少ない

データ復元料金が安い業者は一般的に[パソコン修理]が主な業務内容でデータ復旧はおまけである事が多いようです。

論理障害には対応できても物理障害には対応できない業者が多い。

その理由は高価な物理障害用のツールを導入せず安価なデータ復元ソフトだけを利用されているからです。

[パソコンデータ福岡]では、物理障害の軽度(認識不良セクター)から中度(認識なし)や重度(コントローラーIC不良)や超重度(メモリーIC折れや亀裂)まで対応できます。

他社で復旧不可でも「パソコンデータ福岡」なら復旧できる事が多い

多くの業者さんはWindows-PCのUSB端子に挿した場合、[ディスクの管理]にドライブとして認識できなければ「重度物理障害」と判定されています。

しかし、その診断は正しいのでしょうか?

当店では「軽度物理障害」で復旧に成功する事が多い。

但し、「メディアなし」と表示されれば、多くは「重度の物理障害」です。

他社には真似ができない特殊技術で取り出します

USBメモリーがドライブとして認識できない場合、約90%以上の確率でコントローラの故障が原因です。データが保存されているパーツはメモリーチップですからデータは復元できる事が多いです。

コントローラのメーカーはアルゴリズム(記録・再生のプログラム)を公開されていませんので、ツールメーカーから有料で提供されている復元プログラムの提供を受ける事が必要ですが、未解析モデルの場合、自社で解析するしか手はありません。

コントローラのアルゴリズム解析ができる業者は福岡ではもちろん全国でも僅かだと推測します。解析ができないとデータは開けなかったり文字化けしたるし、データ復元率に影響します。


障害発生後にやってはいけない事

フリーソフトは危険!
データ復元用フリーソフトのダウンロードやインストールをしますと、多くの方が改ざんされて破損したり初期化されてしまいます。[イタズラ]が多いようです。

無料の宅配便に預けたらいけません

[無料]に誘導されて某社から手配された宅配便に預けると、きっと被害に遭うでしょう。無料ほど高い物はありませんよ!これは詐欺の可能性が高い!


USBメモリーの全国相場と比較

USBメモリーの修理・修復費用はUSBメモリー容量により異なり、大きい程高くなります。

データ量は関係しません。

また、ダメージの種類(論理/物理)や程度(軽度/重度)により異なります。

よって、データ量がどんなに多くても加算は致しません。(加算される業者様が意外と多いようです)

「削除してしまったデータの復元はできますか?」とか「認識しませんがデータ復元費用はいくらですか?」というお問い合わせを多数頂くのですが、残念ながら千差万別なのでお電話やメールで見積りする事は不可能な事です。

最低料金と最高料金のご案内となります。

有料診断の場合、短時間で緊急・特急診断・特急見積りを提供します。

福岡市南区井尻で行っていますので福岡市に近い方は、日時をご予約後、直接お持ち込み下さい。

福岡市から遠い方は郵送での診断をお勧めします。

なお、1万円以上の復旧をご注文頂く方は送料が無料となります。


自分でもできる自己診断のご案内

USBメモリーを診断・見積りに持ち込まれる前に、ご自身である程度(80%)は診断できますから、お試し下さい。

PCのOSバージョンがWindows7の方は、【コントロールパネル】—【コンピュータの管理】—【ディスクの管理】で、正常なら横帯グラフに[リムーバブルディスク]が見えます。(ディスク0がご自身のPCですから、USBメモリーはディスク1に表示される事が多いと思います)

Windows 10や11の方は、[スタートメニュー]で[右クリック]し、[ディスクの管理]をクリックすると横帯グラフでディスク1が見えます。

メディアなし

  • 正常なら容量が数字で見えます。例えば8GBのメモリーなら約7GB見えます
  • [メディアなし]や[容量が桁違いに少ない]場合は重度の物理障害です

ディスクの管理で容量が小さい

  • もしグラフが表示されない場合は、物理障害の可能性があります。(パソコンでは見えなくても当店の復旧装置では見える事がよくあります)

販売価格が安いUSBメモリー程データ復元率が低い仕様です
  • 2024年現在、販売価格が安価な第4世代(QLC仕様)モデルが多くなってきました
  • 重度障害の場合は、世代が新しい程、容量が大きい程、年々復旧率が悪くなる傾向です
  • 第5世代(PLC仕様)はもうデータ復旧ができないメディアのようです
  • 軽度障害の場合は、世代に関係なく復元率は高いです

軽度の物理障害データ復旧料金

【症状】

パソコンにUSBメモリーを挿すとOSが不安定な動作となり[フリーズ]したり[応答なし]となりドライブを認識できる時とできない時がある。接続直後は認識できても短時間後にはドライブが見えなくなる。

中度の定義:USB筐体を開封せず物理障害用復旧装置でイメージデータを抽出。又は手作業での復旧

軽度の物理障害データ復旧料金(円)
キャンセル 初期診断直後
通常納期 2日
特急納期 64GB迄
リスト提供
整合性提供
動作リクエスト 10個
中断・キャンセル料 2,000
32G 30,000
64G 35,000
128G 40,000
256G 50,000

よくあるトラブル症状

フォーマットしますか?

フォーマットする必要があります。今すぐフォーマットしますか?
「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります。(今すぐ)フォーマットしますか?」というエラーメッセージが表示され、フォルダやファイルが見えないトラブルは、フォーマット情報が消失した障害で、最もよくあるトラブルです。

「フォーマットしますか?」という症状だけでは「論理障害」なのか「物理障害」なのか断定できません。もし他社さんがお電話だけで「論理障害」と判定されたのでしたら、復旧作業の経験が少ない方です。

この症状は物理障害の場合が10~20%前後の確率であります。通電すればする程データは復旧できなくなる傾向ですから、むやみに通電しないで下さい。最後の1回かも知れない復旧チャンスを逃さないように・・・。


フォーマット要求エラーが閉じても閉じても開き繰り返す

最近、フォーマット要求エラーが増えています。約1秒間に1個程度のエラーメッセージが永遠に追加されます。やがてパソコンがフリーズしダウンします。この症状はメモリーICの不良だろうと推測しますので殆ど復旧できません。


クイックフォーマットした

パソコンの誤操作でクイックフォーマットしてしまっても、データ自体は残っている事が多いです。(メディアと機器の組み合わせによっては復旧できない事があります)

その後、保存されたら上書きとなりますから復旧の受付はできません。


完全フォーマットした

残念ながら、パソコンの誤操作で完全フォーマットされてしまったら、全てのデータは復元できません。


ファイルを削除した

誤操作でファイルを削除してしまっても、Windowsから見えなくなっているだけで、データ自体は残っています。但し削除後に何か保存された場合は上書きとなり復元できなくなります。

新品に近い(過去一度も削除やフォーマットされた事が無い)メディア程復元率は高く、使い古した(過去何度も保存と削除を繰り返された)メディア程、復元率は悪くなります。


アクセスできません

アクセスできません。ファイル又はディレクトリが壊れているため読み取ることができません。

「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」というエラーメッセージが表示された場合、ファイルシステム情報又はファイル情報が破損しています。文字化けしている場合も同じです。論理障害又は物理障害があり、この症状だけで判定はできません。


時々USBデバイスが認識されません

USBデバイスを認識できたり、できなかったりする
時々認識できたり、できなかったりする場合、多数の不良セクター(物理的に読めない箇所)があります。他社では重度物理判定となるダメージですが当店では中度物理となる事が多いです。
USBデバイスを認識していません


USBデバイスが認識されません

USBデバイスが認識できません

このコンピュータに最後に接続されたUSBデバイスが正しく接続されていないため、Windowsによって認識されていません。デバイスを接続し直して下さい。それで認識されない場合は、デバイスが正しく接続されていない可能性があります。というエラーメッセージです。これは物理障害です。


ディスクを挿入してください

ディスクを挿入してください
「ドライブにディスクを挿入してください」やメモリー容量が正しく表示されない等のエラーは重度の物理です。


メディアなし

メディアなし
「コントロールパネル」の「コンピュータの管理」の「ディスクの管理」で「メディアなし」と表示されている。95%以上が重度物理です。

死にかけの場合、「メディアなし」と表示されたり、正常に表示されたり不安定な状態があります。そんな場合でも通電は避けて下さい。自然完治する事はありませんので・・・。


容量が非常に小さい

ディスクの管理で容量が小さい


ディスクの構成情報を読み込み中

[スタートメニュー]で右クリックし、[ディスクの管理]で[PC]も[ディスク0]も[DVDドライブ]も見えない。

USBメモリは[ディスク1]として見えるのが正常。

画面の左下部に「ディスクの構成情報を読み込み中」というエラーメッセージが表示される。

ディスクの構成情報を読み込み中


文字化け

フォルダ名やファイル名が文字化けし、ファイルが開かないトラブルはよくあります。
フォルダ名やファイル名が不要なら成功率が高くなります。但し100%のファイル数が再利用可能な訳ではありません。


一部のフォルダが消えた

削除した記憶が無いのに見えなくなったフォルダがある状態はUSBメモリーの劣化が発生しています。CHKDSK実行されてしまった可能性があります。修復を要求されたので「はい」のボタンを押された等・・・。拡張子がCHKに変換されファイル名は消えていますので元のファイル名に戻す事はできない事が多いですが、元の拡張子に変換すればファイルの再利用は可能です。拡張子変換はオプションです。


反応が無い

パソコンに挿入しても何も反応が無い(接続音がしない)場合、殆どが重度です。

Windows7のパソコンで「コントロールパネル」—「コンピュータの管理」—「ディスクの管理」にドライブとして正しい容量を認識していれば論理の可能性が高く「メディアなし」や容量が超少なく表示されていれば物理の可能性が高いです。ディスクの管理画面が表示されなければ軽度物理の可能性が高いですが復旧できる事が多いです。

Windows10のパソコンでは「スタートメニュー」で右クリックされれば「ディスクの管理」から診断できます。


ランプが点灯したまま

正常な時には点滅していたUSBメモリーへの通電・アクセスランプが点灯したまま点滅しない。


ランプが消灯したまま

正常な時には点滅していたUSBメモリーへの通電・アクセスランプが消灯のまま点滅しない。


復旧ができないUSBメモリー

  • TV放送を録画した
  • 暗号化されたICレコーダー
  • 著作権をお持ちでないコンテンツ

USBメモリーのデータ復旧事例

フォーマットしますか?と要求される

【症状】フォーマットしますか?と要求される
【初期診断結果】ディスクの管理でみるとフォーマット情報が消えている。[RAW]と表示されている。
【ダメージ程度】論理障害の重度が多い。
【作業内容】USBメモリー全体のイメージを抽出し、ファイルシステムFAT32の再構築を実施。
【結果】希望されていたデータが100%回復できました。
復旧事例へリンク

USBドライブを認識しない

【症状】USBドライブを認識しない。
【初期診断結果】ディスクの管理でみるとディスクが見えない。
【ダメージ程度】重度の物理障害。コントローラの死亡
【作業内容】開封しメモリーチェックからダンプイメージを抽出。グローバルソリューションからコントローラとメモリーの該当ソリューションデータをダウンロード。適用する事でデータ復旧完了。70%の復元率です。
【結果】希望されていたデータが70%回復できました。
復旧事例へリンク

USBメモリーの金属部が基盤から折れた

【症状】USBメモリーの金属部が基盤から折れた。
【初期診断結果】11本のピンの内、8本が基盤から外れている。内3本は基盤が破壊している。
【ダメージ程度】軽度の物理障害。
【作業内容】USBメモリーの金属部を基盤と分離。新品のメモリーを準備しドナーとして解体。半田付けしました。
ポイントは基盤が破壊しているので信号を得る場所を探すのが大変です。
【結果】希望されていたデータが100%回復できました。この方法は復旧率が0%か100%のいずれかとなります。
復旧事例へリンク


復旧料金 重度物理

重度の物理的な障害が発生したメモリーからでも復元できる事が多いです。
基盤からメモリーICを取り外して(開封と呼ばれる復旧作業)高度メモリー解析復旧に対応しています。
一目見て判定できるような物ではなく、開封分解が必要です。
費用は初期診断で確定させて頂きます。

基盤からメモリーICを取り外しピンから直接イメージデータを抽出するデータ復旧が可能

正式発注後(復旧作業開始後)の勝手なキャンセルは違約金が必要です。


USBメモリーの重度物理障害

TSOP/BGA

他社で「復旧不可」でも当店では多数成功しますが開封品は割増料金となります。

重度物理障害のデータ復旧料金(円)

重度物理障害
メモリー仕様 TSOP BGA
復旧率 SLC以下は70%未満
TLC以下は50%未満
QLCは20%未満
免責(通常) 2,000
免責(海外) 8,000
8G 70,000~
80,000
16G 90,000~
100,000
32G 110,000~
120,000
64G 130,000~
140,000
128G 150,000~
160,000
256G~ 受付不可
納期 10日~予測不可能
データ量 無制限
  • キャンセル防止の目的で着手金60%が必要です
  • TSOPとはメモリーチップの両端に48ピンが見える仕様
  • BGAとはメモリーチップに52ピン等が見えない仕様(裏面にあるため表からは見えません)
  • 重度の場合、納期は予測できません。お急ぎの方は10日で復旧できない場合はキャンセル可(2,000円~)
  • 重度物理障害の多くはコントローラーIC不良ですから、全業者ともデータ復元率が悪いメディアです。完全復元を期待され条件とされた場合、受付できません

モノリス(一体型)

他社で「復旧不可」でも当店では多数成功しますが開封品は割増料金となります。

一体型(モノリス)の重度復旧料金(円)

重度物理障害
メモリー仕様 モノリス
復旧率 悪い
免責(通常) 2,000
免責(海外) 8,000円
8G 100,000~
110,000
16G 130,000~
140,000
32G 160,000~
170,000
64G 180,000~
200,000
128G 220,000~
240,000
256G~ 受付不可
納期(最短~) 20日~予測不可能
データ量 無制限
  • キャンセル防止の目的で着手金60%が必要です
  • 重度の場合、納期は予測できません
  • メモリーの使用は年々悪化しています。特に最近の安いUSBメモリーは、データ復旧を想定していない仕様です
  • 診断装置でエラー表示

復旧料金の差は?

メモリー容量/メモリーの種類/メモリーチップ枚数/ダメージ程度により異なります。

メディア容量

メディア容量は、メーカーが決めた容量でモデル値(型番に書いてある数値)。保存可能な実際のデータ量ではありません。実際に記録可能な領域の容量が8.3GBであっても「~8GB」の料金扱いとなる事が多いです。なおメーカーが商品に表記している1KBは1024Byteとして計算されています。

メモリーの種類

メモリーチップの多くはNAND型のTSOP48が使われています。TSOP48とは?メモリーチップの両端に計48本のピンが見える世界共通規格です。

メモリーチップ枚数

メモリーチップの構成枚数は片面(1枚)、又は、両面(2枚)があります。

ダメージの程度・状態

パソコンでドライブとして認識できない場合や「メディアなし」と表示されたり、メディア容量が超少なく表示される物理的トラブルは、基盤とメモリーチップを分離~イメージデータを抽出~データ解析~データ復旧します。

メモリーチップの移植

メモリーチップを移植修理する事でデータ復旧が可能な場合があります。そのためには同じメーカーの同型番の同じ製造国の同じ基盤デザインの物をもう1本お持ちならご持参下さい。

開封作業

データ復旧の最後の手段として開封分解作業を行いますので障害のUSBメモリーは元の状態での返却は不可能です。復旧済のデータは新品のUSBメモリー(別売/持込可)での納品となります。

コントローラが壊れてもデータ復旧可能ですが、メモリーチップが壊れてしまった場合はデータ復旧できません。


オプション:拡張子変換

  • CHKを元の拡張子に変換します。
  • 拡張子を指定して頂く事ができます。
ファイル数 変換料金
~100 3,000
~200 4,000
~500 5,000
~1,000 6,000
~2,000 7,000
~5,000 8,000
~10,000 9,000
  • 他社で復旧可能な障害なら、そのデータは当店でも、より安価に復旧できます
  • 最近のUSBメモリーはメディア容量が年々倍増している事、第4世代モデルが増えており、物理障害も多発しており10分診断では料金の判定が困難となってきました
  • デジカメの画像データは別ページ(SDメモリー)をご覧下さい
  • ビデオ動画データは別ページ(ビデオカメラ)をご覧下さい
  • データ量がどんなに多くても追加請求は致しません
  • 「フォーマットしますか?」と要求されるトラブルはデータは復元できてもファイル名の復元ができない事があります。結果によりキャンセルはご自由です
  • [コントロールパネル]-[コンピュータの管理]-[ディスクの管理]でフォーマット形式がFATでなく「RAW」になっている事がありますがトラブルが発生しています。状態は論理障害の事と、物理障害の事があり、どちらに該当するかはここでは診断ができません。安易に論理障害と掲示されている業者さんのホームページが見受けられますがこれは間違った情報です。論理データ自体が壊れているためデータ復旧不可の判定をさせて頂く事が有りファイルが開けるまで安心はできません
  • フォルダ名「FOUND」の中に、拡張子「CHK」のファイルが上書きしてしまった場合は、再利用が可能な状態に(開けるように)修復できる事がありますが、「データ復旧サービス」の定義・範囲外です。オプションで見積りとなります

復元率を上げるご提案

もし製品型番が同じUSBメモリーをもう1個お持ちの方は「ドナーUSBメモリー」としてご持参頂ければ移植によるデータ復旧を試みます。但し外ケースに記載の製品型番が同じでも、使われているICの型番やバージョンやパーツの配置まで同じ仕様でないとこの移植法ではデータ復旧できません。


USBメモリーの長さが復元率に影響

「USBメモリー」の定義は、長さが52mm以上(キャップを外した場合49mm未満)で、USBに接続可能なメモリーを指します。
長さが50mm未満のモデルはUSB端子には接続可能なモデルでも中身は「USBメモリー」ではありません。特殊な「USB接続のMicroSD」又は「USB接続のフラッシュメモリー」ですから、復元料金が高額傾向となる仕様です。
USB金属部は12mm☓11.5mm☓4mmが規格寸法です。

金属部が無いモデルは購入しないようにしましょう。
またノーブランド品は購入されない事をお勧めします。


パソコンデータ福岡 ご相談とご予約。パソコンデータ福岡の携帯電話番号は090-3689-6972,固定電話番号は050-3597-2468

復旧作業の流れ

USBメモリー基盤を
顕微鏡で検査
基盤損傷などを顕微鏡で診断
USBメモリー
  • コントローラーに障害が発生しますとデータにアクセスできなくなりますが、このような状況でも、コントローラー毎の解析診断・データ復旧装置により復元出来る事が多くあります。
  • コネクター(パソコンと接する部分)が折れた。
  • コネクター(パソコンと接する部分)が曲がった。
  • パソコン修理店で復旧不可と判定された。
  • 家電販売店で復旧不可と判定された。
  • USB端子に差し込んでも反応が無い。
  • 容量が0(ゼロ)と表示される。
  • [コンピュータの管理]の[ディスクの管理]で「メディアなし」と表示される。
  • [コンピュータの管理]の[ディスクの管理]にメディアが認識されない。
  • 「壊れています」とエラー表示される。
  • メディアの分解が必要なレベル
  • 物理的に壊れている状態
  • コントローラーの不良
  • 基盤の不良
  • NAND型TSOP48のUSBメモリーが対象です。
  • 一体型は見積となります。
  • 暗号化されていた場合は追加金が必要です。

このメニューで復旧/復旧不可の判定は、コントローラーとマイクロチップのメーカー名/型番/バージョン次第です。

TSOP48以外の仕様(LGA52等 (12X17/12X18))は割増

 USBメモリー プラケースを開封

基盤からマイクロチップを取り外し

イメージデータを抽出

アルゴリズム解析

データ復旧成功

低料金での復旧チャンスは1回

USBメモリーのデータ復旧で、より低料金・高復元率をお望みなら、障害が発生後に「何もしないで専門店に相談」が鉄則です。

依頼先の選択を間違われるとデータ復元率は低下し、より高いランクの料金区分となってしまいます。

ご自身でデータ復旧に失敗されてしまったデータの残骸からのデータ復旧は不可能です。

また「パソコンに詳しい友人」に依頼され、壊されるケースが後を絶ちません。

低料金で高復元率のデータ復旧チャンスは1回である事をご認識されて下さい。


USBメモリーのデータ復旧ツール

USBフラッシュメモリー メモリーチップ取り外し用具
USBメモリーのデータ復旧 マイクロチップ取り外し道具
最新のUSBメモリー読取装置 マイクロチップリーダー
メモリー読み取り装置
USBメモリー復旧専用ツール データ解析ソフト
データ読み取りソフト データ解析ソフト
  • USBメモリーの論理的及び物理的トラブルに対応しています。外ケースを分解し、マイクロチップ(ユーザーデータが記録されている部品)を基板から取り外し、世界標準の高度な解析装置を利用してメディア全体の領域データを抽出後、アルゴリズム解析によりユーザーデータを復元致します。このレベルの作業が可能な業者は九州でも数店だと思います。
  • USBメモリーのトラブルの内、軽度の論理障害のみ対応されているパソコン販売店や修理店で復旧不可と判定されたUSBメモリーも、当店なら成功する可能性が高いです。
  • USBメモリーの重傷メディアからデータ復旧できるチャンスは1回の事も少なく有りません。一度障害が発生したら自然と回復する事はありません。何度も繰り返し無理なアクセスをされますと状態は悪化するばかりです。悪化すれば復旧率が低下し料金も高くなります。お客様ご自身で復旧に挑戦されたり、知人にご相談されるお気持ちは理解出来ますが、現状を維持するためには「何もせずにお電話」される事をお薦めします。「パソコンにお詳しい方=データ復旧にお詳しい方」では無い事をご認識下さい。過去に持ち込まれた障害メディアの多くが、「その知人がトドメを刺し既に手遅れ」の状態が多いのが残念です。パソコン販売店や設定業者及びパソコン修理店では貴方の大切なデータは戻りません

キャンセルが可能なケース

  • ご希望のファイル名をお申込み時にご申告頂きますと、そのファイルが納品可能なデータリストにない場合にキャンセルが可能です
  • 作業がほぼ完了後に納品可能なフォルダ名とファイル名のデータリストをEメールにてご提示させて頂きます
  • データの再利用可能な状態かどうかの「オープンテストサービス」を提供していますが費用に加算はしません

パソコンデータ福岡 ご相談とご予約。パソコンデータ福岡の携帯電話番号は090-3689-6972,固定電話番号は050-3597-2468

コントローラー別復元率

(2023年現在/MLC/TLC)

コントローラーメーカー ファイル名復元率
Usbest 90%
Siliconmotion 80%
Sandisk 70%
Phison 不可/拡張子RAW復旧
東芝 不可/拡張子RAW復旧

物理的トラブルが多いモデル

メーカー USB容量 型番 不良内容 生産国
Buffalo 16GB RUF3-WB16G 不良セクター 台湾
Buffalo 16GB RUF3-K16G 不良セクター 中国

対応メモリーチップのメーカー名

  • Actrans
  • Dynet
  • Hynix
  • Infineon
  • Intel
  • Micron
  • Renesas
  • SAMSUNG
  • SanDisk
  • Spectek
  • ST
  • TOSHIBA

対応コントローラーのメーカー名

  • ALCOR
  • MICRO
  • ALI
  • Baleen Systems BN
  • CHIPSBANK
  • FUJITSU
  • Genesys Logic GL
  • HUKE
  • Hyperstone
  • iCREATE
  • INCOMM
  • INDILINX
  • INTEL
  • ITE
  • JMICRON
  • LEXAR
  • MXTRONICS
  • M-Systems
  • NETAC
  • OTi
  • Panasonic
  • PHISON
  • Point Chips PP
  • PROLIFIC
  • Rockchip
  • SAMSUNG
  • SanDisk
  • SIGMATEL
  • SILICON MOTION
  • SKYMEDI
  • SONIX
  • SONY
  • Solid State System
  • STEC
  • TeleChips
  • TOSIBA
  • Trek
  • USBEST

持ち込みが多かったメーカー名と型番

外部から見えるメーカー型番は重要ではありません。
コントローラーIC型番とメモリーチップ型番の組み合わせが重要です。

復旧率が高かったメモリー

メーカー 販売型番 容量 コントローラ メモリーチップ
Buffalo 256M 1 SM324QF HY27UF082G2A
Buffalo RUF2-E 1G 2 SM32XX HY27UU088G5M
ID:ADDC8425
Buffalo 2G 1 SM325QF AC K9GAG08U0M PCB0
ID:ECD514B6
Buffalo 8G 2 PS2251-50-F 29F32C08AAMDB
Buffalo 4G 1 SM3257 Q AA K9GAG08U0M
ELECOM MF-HU2A04GRS 4G 1 IT1167BE-48A H27UBG8J2ATR
ID:ADD7949A
ELECOM 8G 1 PS2251 03-Q TT16G2JAJA
ELECOM MF-NWU208GPN3 8G 2 PS2251-50-F HY27UBG8T2ATR
ID:ADD7949A
IO・DATA 1G 1 UT163-L5
AA0246
K9G8G08U0A
ID:ECD314AS
IO・DATA 4G 2 UT165-L48 K9GAG08U0A
ID:74ECD514
IO・DATA TB-3X 64G 2 IS902 29F64G08AAME1
ID:8988244B
IO・DATA 16GB 2 IS916 29F64G08AAMEI
ID:8988244B
SANWA ELECOMのOEM 4G 2 UT165-L48 29F16G08MAA
Trancend 2G 1 AU6986 K9GAG08U00
UF Drive 4G 1 PS2251-50-F FG64G08UCT1-21G
ID:98D79432
SONY USM-8GU 8G 1 IS916EN K9ACGD8U0A
ID:ECDE98CE
SONY USM-8GT 8G 1 IS916EN K9ACGD8U0A
ID:ECDE98CE
SONY USM-4GLX 4G 2 SM324QF BC K9GAG08U0M
ID:ECD514B6
SONY SOK-USM2GL 2G 1 SM324QF BC
A95136 0814
K9GAG08U0M
ID:ECD514B6
SONY 4G 1 PS2251-33BB-F TH58NVG5T2ETA00
ID:98D798B2
SONY 32G 2 IS916 PF470
MT29F64G08CBAAA
ID:2C88044B
SONY USM2G 2G 1 SM324QF BC K9GAG08U0M
ID:ECD514B6
KINGMAX 4G 2 SK6211 K9GAG08U0M
ID:ECD514B6

個別解析にて復旧に成功したメモリー

販売元 型番 容量 コントローラ メモリーチップ
Buffalo RUF-CU2 16G 1 PS2231
1014
29F16B08JAMDB
ID:89680446
Buffalo RUF2-YUF8GS 8G 1    
Buffalo RUF3-JM16GS 16G 2 IS902
QK89N-000
29F64G08CBAAA
ID:2C88044B
Buffalo 8G 1 SM3257LT Q AB TC58TEG6T2JTA00
ID:98DE9892
Buffalo 4G 1 SM3255Q AB K9ABG0BU0A-M
Buffalo 8G 1 SM3257LT Q AB TC58TEG6T2JTA00
ID:98DE9892
Buffalo RUF2-K4GR 4G 1 SM3257EN Q AA TC58TEG5T2JTA00
ID:98D79092
Buffalo RFU3 4G 1 PS2251-02-Q TF15G2JAJA 01231
ELECOM MF-NU2A08G 8G 1 PS2251 50-F FG64G08UCT1-21G
ID:98D79432
ELECOM WF-LSU204 4G 1 IT1167BE-48A H27UBG8T2ATR
ID:SADD7949A
ELECOM MF-AU2A04GRS 4G 1 PS2251-50-F FG64G08UCT1-21G
IODATA 8G 2 UT165-L48
N42M0
29F32G08AAMD1
ID:89D7943E
SONY USM16GP 16G 2 SM3257EN Q AA K9ACGD8U0M
ID:ECDE98CE
SONY USM-8GP 8G 1 SM3257EN Q AA K9ACGD8U0M
ID:ECDE98CE
SONY USM-4GU 4G 1 SM3267L AB 1510 60075642
ID:ECD788BF
KINGMAX 2G 1    
Trancend 4G 1 AU6998N TBGSTBP-0S03
(K9ABGD8U0B)
ID:ECD798CE
Trancenf 8G 1 SM3267L AB 1442 K9ACGD8U0D
ID:ECDE98DE
ELECOM MF-MSU308GB 8G 1 IS916EN
DELW9-0100
SanDisk_X235071311
SDTNQCAMA008G
グリーンハウス PicoDrive4G 4G 1 PS2251-67-5 TF15G2JAHA
ID:98D79892
Imation MF-MSU308GB 4G 1 PS2251-61-5 TF15G2GAFA
ID:98D7D432
PQI CF
150X
2GB 1 SM2232T AD H27UAG8T2ATR
ID:ADD59425
不明 4G 1 SM3257EN Q AA K9ABGD8U0B
ID:ECD798CE
ヤマダ電機オリジナル SM322A1619 32G 1 ノーブランド SAMSUNG
K9PFG08U5M
TOSHIBA TOSHIBA 4G 1
TOSHIBA TOSHIBA 8G 2
TOSHIBA TOSHIBA 16G 2
TOSHIBA TOSHIBA 32G 2

データ復旧できなかったモデル

販売元 型番 容量 枚数 コントローラ メモリーチップ
Buffalo RUF3-KS32GA 32G 1 SM3281L-BB  2034 60078855330374370B
形状はBGAタイプ。メモリーチップのメーカーや型番が記載無しモデル。ダンプイメージは回収出来るが解析不可。

メモリーチップのメーカー名がSAMSUNGで型番がK9ABG/K9ACG/K9BCG/K9CDGで始まる場合、コントローラーがSM3257ENのモデルは日数がかかります。

コントローラがSM3257ENでもメモリーチップがK9Gで始まるモデルは1日で復旧できます。
MICRONの29Fで始まるメモリーチップは様々です。

IS9で始まるモデルは1日で復旧できます。

東芝のメモリーIC/コントロールICは復旧率が悪いです。

TLC復旧率が悪いです。

QLCの復元率は最悪です。


USBメモリーの参考資料

  • マイクロチップ(データが保存されているメモリーチップ)が壊れた場合は復旧できませんが、この点は全てのデータ復旧業者さんでも同様です。2つに切断されてしまったチップはUSBデータ福岡で復旧します。
  • 「データ復旧サービス」には「データ修復サービス」は含まれません。 この点は他のデータ復旧業者さんも同様です。元々破損しているデータは破損しているまま納品させて頂きます。市販されている一般的なWindows PCで再生可能なファイル形式のデータは、納品前に破損していないかどうか(正常に開けるかどうか)をご確認頂く事ができます。 但し、最大20ファイル又は最大20分間とさせて頂きます。重度物理障害は別途契約事項となります。

USBメモリーの規格・仕様

  • メモリーの標準規格:TSOP48 (Thin Small Outline Package)
  • メモリーの規格:BGA52 (Ball Grid Array)
  • ファイルシステム:FAT/exFAT

パソコンデータ福岡 ご相談とご予約。パソコンデータ福岡の携帯電話番号は090-3689-6972,固定電話番号は050-3597-2468

USBメモリーとは?

USB規格の端子に接続し、作成されたデータの保存や読み出しを行う事が可能なメディアです。
1984年に東芝で開発されたNAND型の不揮発性メモリーチップは「フラッシュメモリー」と命名されました。
不揮発性メモリーとは? 電源を切断しても記録されたデータがそのまま保存されているメモリーです。
2002年に量産が開始され、東芝だけでも年間数百億個を生産され、コストが安い理由でUSBメモリーに搭載されています。
売り上げは東芝全体の半分弱がこの部門だそうです。


メモリー容量

容量が大きい方が商品価格は割安なのですが、データ復旧料は割高となりますので、むやみに必要以上のメモリーを購入されない事をお勧めします。


メモリーメーカー

メモリーチップの販売量はSAMSUNGが第1位で市場シェアは約40%、東芝が第2位で約20%、東芝は他社に買収されKIOXIAに社名が変更されました。第3位はウエスデジタルで10%台、

USBメモリーの日本市場における販売量トップ5社は、東芝、バッファロー、アイ・オーデータ、SONY、エレコムですが、東芝を除きメモリーチップもコントローラーも製造されておらず他社からの購入されています。


USBメモリーではないUSB的なフラッシュドライブ

USBメモリーではないUSB風のメモリー
USBコネクタ付のモノリスメモリー

最近はUSBメモリー風の偽USBメモリーも販売されていますが、長さが50mm以下のメモリーは間違っても購入されないように気を付けて下さい。データ復旧率は低く、復旧料金は高額となります。

写真のメモリーはUSBの形をしたUSB風のメモリーです。iPhone用のバックアップドライブだそうでiPhone専用コネクタ付です。これも復旧が困難で高額となりますから購入されないようお勧めします。


パスワード有りUSBメモリー

パスワードでセキュリティロックされているUSBメモリーに障害が発生した場合データ復旧は不可能です。
ファイル単位でロックされている場合はロックされたままのデータ納品となります。障害を受けていないファイルだけ再利用が可能です


USBメモリー購入時のポイント

USBメモリーを購入される際のポイントは? 「長さ」です。一般的な理想のサイズ(長さ)は52~68mmです。52mm未満のモデルはUSBメモリーの形をしたmicroSDや一体型特殊メモリーで偽物USBメモリーです。
この長さ(52mm以上)に意味があるのです。携帯性を重視すると多少短いメモリーが良いのでしょうが、もしトラブルの際にはひどい目に遭いますのでご注意下さい。
なお、長さが一52mm以上でもTSOP48(標準規格)のNAND型メモリーICが使われているとは限りませんので自己責任で購入されて下さい。


USBメモリーの特性

フロッピーディスクに代わりデータの持ち運びを楽にしてくれたデータメディアがUSBメモリーです。

パソコン利用者の殆どの方が利用されていると思いますが、USBメモリーを壊れるメカが無い安全なメディアと勘違いされて大事なデータを読み書きされているようです。物理障害が発生した場合、わずか千円前後のUSBメモリーのデータ復旧料金がなぜこんなに高額なんだろうと思われると思います。

USBメモリーを分解された方はご存じと思いますが最もサイズの大きな部品が「NAND型メモリーチップ」と呼ばれているデータが保存される半導体チップが1~2個と、「コントローラー」と呼ばれているICが1個あり、このコントローラーICが壊れやすい部品です。メモリーチップが500度の高温に耐えられるのに比較してコントローラは200度で壊れるそうですので、データ復旧の目的には熱に強いメモリーチップの方を基盤から取り外して復旧します。
この壊れやすいコントローラが書き込み手順を決めていますが、その手順はとても複雑なルールに基づいており「アルゴリズム」と呼ばれます。

USBメモリのデータ復旧の難しさは、アルゴリズムがメーカーから情報公開していないため解読が難しい点にあります。コントローラのアルゴリズムを解読できればデータ復旧は成功します。あと販売価格を抑えるためエラーが多い構造になっている点でもデータ復旧を難しくしています。


NAND型メモリーの種類

メモリーチップには、NOR型とNAND型が存在します。
USBメモリーには、NAND型が使用されています。
NAND型メモリーチップには以下の記録方式が存在します。(2018年10月現在)

  • SLC (Single Lebel Cell)
  • MLC (Multi Level Cell)
  • TLC (Triple Lebel Cell)
  • QLC (Quad Level Cell)
  • PLC (Penta Level Cell)

最小単位はセルとよばれるもので、SLCは1セルに1bitが記録されます。
MLCは1セルに2bitが、TLCは3bitが、QLCは4bitが、PLCは5bitで記憶されます。
以下の要素があります。

  • 読み書き速度
  • 信頼性
  • 価格

速度の点では、SLC→MLC→TLC→QLC →PLCの順、
信頼性の点では、SLC→ MLC→TLC→QLC→PLC の順、
価格の点では、高い方から、SLC→MLC→TLC→QLC→PLC の順です。

TLC(第3世代)のUSBメモリーはエラーが多い。QLC(第4世代)は超エラーが多い。PLC(第5世代)はこんな物使えるの?!という感じ・・・。

データ復旧時にはメモリーチップから直接データを読み出しますが、第3世代TLCの場合、第2世代MLC(価格は高い、書込も読みも早い、寿命も長い)に比較してエラーが多いのでデータ修復(ECC)に超時間がかかります。ちなみに1GBあたり1日かかる事も普通です。USBメモリーの復旧作業時間の殆どはエラー修正時間です。
データ復旧業界の最近の傾向としてUSBメモリーのデータ復旧料金が高くなっていますがその理由は、安かろう・悪かろう、のエラーが多いメモリーを搭載したモデルが大量に販売されているからです。

東芝から2017年6月に発表された第4世代QLCは、それ以前のTLCに比べて768Gビット(96Gバイト)の大容量メモリを実現できます。

PLCのモデルは発表されただけで販売されていない可能性があります。性能が悪い分、価格が安くできないらしです。(噂レベル)

2022年現在、性能対価格のバランスが良いのはTLC(価格は普通、書込速度が普通、読出速度も普通、寿命も普通)だという意見が多いようです。(2023年現在)

安価なモデルを選択しますと、たぶんQLC(価格は最安、書込速度が遅い、読出速度も遅い、寿命も短い)でしょう。

2Tバイトの容量を実現した製品も販売されていますがおそらくこれでしょう。

容量を増やす手法として、セル当たりのビット数を増やす手法に加え、多層にする事で容量を稼ぐ方法も採用されています。3DとかV-NANDとか呼ばれており、2023年現在の最新情報では300層だそうです。


BIT数の違いがデータ復旧への影響

NAND型メモリの欠点として、書込時にエラービットの発生が多い事です。これは書込時に多過ぎる電子が浮遊ゲート内に注入されてしまうため、読出時にセルからの出力電圧が異常となりエラービットが発生する事、及び、多書換回数に弱い事によります。なのでNAND型メモリは、ページ内の誤り訂正コード(ECC)処理をし、冗長記憶エリアにECCコードを書き込む事によりデータ復旧率を上げます。それでも修復不可能な場合は、不良ブロックとします。


USBメモリーの寿命

使用回数(書き換え回数)はメーカーの企業秘密とされており各社公開されていませんが、推測としてはSLCが10万回、MLCが1万回、TLCが1000回、QLCは不明とされているようです。

使用されずに保管されていた場合も劣化するそうですが、ちなみにSLCの寿命期間は平均10年、MLCは平均5年、TLCは平均2年半、QLCは1年~1年半のようです。
記録された時の温度と保存されている温度にも関係するそうです。

安価なUSBメモリーに長寿命を求めるのは無理があるようです。
USBメモリーで大切なデータを長期利用するためには、1~2年に一度は新しいUSBメモリーにデータ移行を繰り返すという事が必要なメディアとなってしまいました。


USBメモリーの速度

データ転送速度の点では、USB2.0よりUSB3.0の方が速いのですが、メモリーチップの速度とは異なりますので一概に比較はできません。USB2.0のモデルでも早いメモリーがあったり、USB3.0モデルでも遅いメモリーがあります。早ければ良い、という物でもありません。

私の経験では「〇〇〇〇Drive」は10倍位超遅くデータ納品用としては納期に間に合いませんので販売しない事にしているメーカーです。某パソコン店ではよくチラシでよく見かけます。


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